神は救う命と救わない命を選別する 平らな地面からこぼれ落ちたその命は 誰の目にも映らず 手を差し伸べるものもなく どこまでもどこまでも堕ちてゆく 堕ちてゆくいのちは 眼を剥き 声の限りで叫びながら 救いを求め 神に縋りひとに縋る 宇宙の底の引力に引…
君はほんとうにやさしいね いつもいつもぼくにあたたかい言葉をかけてくれて でもね その眼に浮かぶ嘲りの色は やっぱりぼくを傷つけるんだ あなたのそのナイフのような慈悲の心に いつもぼくは切り刻まれているよ 君はいいことをしていると思い 気持ちいい…
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